BASIC COLOR is “KURO” 黒ってベーシックですよね? 04.Hair designer

「誰かのために自分が存在できたらいいな」という思いが強かった。

現在の美容師/ヘアデザイナーというお仕事につかれたキッカケは何でしょうか?

とにかく、自分に"技術"が欲しかったというのがあります。それは、父が技術職だったこともあって、小さい時から"技術"というモノを一番間近で見ていた背景は大きいかもしれません。
元々「誰かのために自分が存在できたらいいな」という思いが強かったので、自分の技術で人がハッピーになれる仕事を考えた時、音楽やファッションのようなカルチャーが好きでしたし、人も好きだったので、この仕事が一番合っているかなと。
最初は、どんなお客さんにも"技術"で対応できる人間になりたかったこともあって、専門学校を卒業してからドレッドなどの特殊系技術専門のお店に入りました。そこで1年半ほど編み込みなどの技術を学んでから、今のお店に移ってベーシックな技術を学ばせてもらったんです。

カットを学ぶ上で参考にされたものなどはありますか?

50年代とか60年代、70年代のカルチャーが好きで、当時の音楽アーティストの髪型を見て学びました。時代時代で独特のライン取りがあったり、技法もすべて違うんです。僕自身、それらのカットベースを掛け合わせることで、例えば60年代の技法と80年代のカルチャーをミックスさせたりして、ものづくりに生かしています。

お仕事の拠点を渋谷にした理由は?

ギャルもいれば、原宿っぽい子、オフィスワーカーさん、外国の方もいますし、渋谷は良い意味でジャンルレスなんですよね。様々なジャンルの人と交流できる場であり、常に進化をし続けているという点で、この土地を選びました。

ご自身の中で、一番ベーシックになっている部分って何だと思います?

人ですかね。友人だったり、家族だったり、お客さんだったり。
家族が僕を生んでくれたこともそうですし、お客様あっての自分なので、技術を学ぶ上でもお客様からの刺激を頂いています。それがあっての今の自分があると思います。

人間のベースの色、軸の色だと思いますね。

将来的な希望はありますか?

今は、教えている後輩がお客さんの髪をキチンといじれている姿を見るのが、嬉しいですよね。他の後輩にも、いち早くその状態にさせてあげたいという思いはあります。
個人的な願望としては、ニューヨークとか海外でやってみたいかな。特にニューヨークには、渋谷っぽいジャンルレスな雰囲気がありますから。

本企画として「黒=ベーシック」がテーマですが、高城さんにとって黒のイメージは?

僕もそうなのですが、日本人のファッションって黒が多いですよね。冠婚葬祭だったりで黒を身にまとう機会も多いですし、黒を着ると緊張したり、気持ち的に引き締まる感じもあります。高級感があるんですよね。
僕自身は"モード"というキーワードが好きなので、そういう意味でも土台になっている色かもしれません。
それにカラー剤とか、様々な色を混ぜ合わせてから、最終的に黒を少し入れるだけで黒になるし、髪も黒染めにすると、次に他の色が乗せられない。それくらい黒って強い色。だから、人間のベースの色、軸の色だと思いますね。

高城 聡 Satoshi Takagi

美容院blocのヘアデザイナー/フロアディレクター。年代やテイストをコンセプトに、年齢や性別を問わず幅広い層から支持を得る。サロンワークを中心に活躍する一方、モデルや、芸能関係者からの支持も高く、雑誌撮影やアーティストのヘアメイクもこなす。

何色にも染まらない色、それは「黒」。

黒の艶やかな輝きは、周囲の色を引き締め、個性を際立たせてくれます。
いつでもどんな時にでも頼りになる1本に。